「おかえりなさい!」から始まるバスツアー

2011年に店内創業した旅行部門では、2011年5月から2020年2月までの期間に、「やまちょうの遠足」という日帰り旅行、宿泊旅行を実施しておりました。この企画、10年間の間に延べ2,947の方にご参加を頂いてきた店舗の人気企画。2020年の3月からは新型コロナウィルス感染症の影響もありツアーを催行する出来ませんでしたが、今月4月18日と19日の2日間、2年2ヶ月振りに日帰り旅行のツアーを実施してきました。

この2年間の間にも少人数のグループ様のご旅行で幾度かご一緒させて貰ってきましたが、よく聞いた台詞は「お出かけすると疲れるな~。」。確かに移動は疲れてしまうものです。今回のツアーでは普段以上に負担の少ない旅を心掛けてきました。

当然ながら今は感染対策も必要です。

・バスを空気清浄機付きの大型バスにする

・1人で2席を利用して貰い、隣の人との間隔を取る

・昼食会場を貸切りにする

・バスガイドさん無しでのツアーにし、外部の方との接触機会を減らす

などの対策を行い実施致しました。

歩く距離を1ヶ所200m以内に、1時間に1回はトイレ休憩、各所時間を気にしなくてもよい位に滞在時間を取るなど、これまでの期間に培ってきた喜ばれるポイントをしっかりと盛り込み、「同窓会」というテーマのもと旅を実施してきました。

バスガイドさんが乗車しておりませんから・・時にはバスガイドさんが登場し、観光案内を行います。今回は「おかえりなさい」のご挨拶から案内をスタートさせて頂きました。負担を減らせられるよう観光箇所を少なくしておりましたので、灯台のプチ観光も・・。

しかし、お客様はこのような小手先のサービスよりも、お友達やご家族の方と「美味しいなぁ」と言える時間を心待ちにしていたと思います。お客様を思い、精一杯のご準備をして下さる民宿さんの眺望の良いレストランで、季節の海鮮料理をお楽しみ頂きました。

珍しい初夏の牡蠣、メインには柔らかい鮑のステーキを。あおさの味噌汁や手こね寿司もご用意し、志摩の美味しいものをゆっくりと楽しんで貰えるようなランチをご用意しました。もちろん牡蠣の苦手な方の対応もさせて貰い、みんなで「美味しいなぁ」と喜べる時間作りに努めました。バスの中の雰囲気は上々。18日は雨、19日は晴れと違ったお天気になってしまいましたが、2便とも喜んで貰い帰ってくる事が出来ました。

料理、行程だけでなく「旅にテーマ」を持たせてあげると、より楽しい旅になります。

それを教えてくれたのは、株式会社日本旅行の平田進也さん。カリスマ添乗員として名が通っており、多くの著書を発刊されています。時に著書を読み返すと沢山のヒントが!

これからもお客様に喜んで頂けるように、一生懸命に汗をかかせて頂きたいと思います。

笑顔を頂ける時間は幸せですね。

前の記事

花言葉は「感謝」

次の記事

職場体験2022